ご利用案内

介護タクシーとは

 一般の交通機関での移動が困難な方が、ストレッチャーや車いすに座ったまま移動できる車両をご準備させていただいております。高齢者や心身に障害がある方、お怪我がをされている方、妊婦さんやお子様など車両への乗降の際に支障がある方であればどなたでもご利用頂けます。移動だけではなく、乗降時における介助も行います。2階からの移動やベッドからの移乗、着替えや院内介助など必要なことをお申し付け下さい。透析通院など定期的なご利用はもちろん、ご予約なしでの緊急的なお申し込みも可能です。目的地は病院に限らず公共機関やお買い物、引っ越しや行楽などさまざまなシーンでご利用いただけます。

介護保険

 ご利用対象者・・・自宅、有料老人ホーム、ケアハウス、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などにお住まいの方で、1人でバスや電車などの公共交通機関に乗ることができない要介護1~5の方がご利用対象となります。(※「要支援」と認定された方は介護保険は利用なれません。)

 ご利用目的・・・介護保険適用となるには「日常生活上または社会生活上必要な行為に伴う外出」と定められております。(仕事や趣味嗜好などの目的に利用することはできません)。ご利用例として、通院(受診、リハビリ等)、入・退院、補装具・補聴器・メガネなど本人自身でなければならない調整や買い物、預金の引き下ろしや選挙投票、公共機関における日常生活に必要な申請や届け出などが挙げられます。通所は原則介護保険対象外ですが、自宅→病院→施設(施設→病院→自宅)の場合には算定は可能です。(この場合、算定は2回となります)

 サービス内容・・・ケアプランに応じ、「通院等乗降介助」「身体介護」「生活援助」の3種に区分されます。サービス内容ごとに自己負担額が定められています。

 その他・・・ご利用前にカンファレンス・ケアプランの作成、契約等の手続きが必要です。

健康保険

移送費を受けられるとき
 病気やケガで移動が困難な患者が、医師の指示により一時的・緊急的に移送されたときに立て替えた交通費などは、次の4つの要件を全て満たしていると健康保険組合が判断したときには「移送費」(被扶養者の場合は「家族移送費」)として健康保険組合から現金で払い戻されます。

移送費の支給要件
①入院・転院を医師が認め、ただちに移送しなければならない理由があること
②移動を行うことが著しく困難であること
③移送が必要な病気やけがが健康保険でかかれるものであること
④緊急その他やむを得ないものであること

(例1)災害現場などで負傷し、患者を緊急移送したとき
(例2)離島などで病気やケガをし、その症状が重篤かつ、付近の病院では適切な医療が受けられないなどの理由で移送したとき

移送費として認められないケース
(例1)近くに十分な治療が受けられる病院があるにも関わらず、離れた病院に移送する場合
(例2)旅行先・出張先などで緊急入院し、自宅近くの病院に戻るために移送する場合
(例3)緊急入院したあと、症状が安定した頃にリハビリ目的などで他の病院へ転院する場合
(例4)退院する際に歩行ができないので移送する場合
(例5)歩行できない人が自宅から通院するためにかかった交通費

※通院などの一時的な移送や、緊急性が認められない移送は対象になりません。また、支給を受けるには前もって健康保険組合の承認が必要です。必ず支給可否の確認をしてください。

お手続き
 移送費の支給を受けるには、事前(やむを得ないときは事後)に健保組合の承認が必要です。
事前に「移送承認申請書(移送届)」を申請(移送を必要と判断した医師等の意見書が必要)
事後に「移送費支給申請書」を申請(移送費の領収書(原本)を添付)

健保組合へ直接ご提出下さい。また勤務先を経由していただいても差し支えありません。

給付額
 もっとも経済的な通常の経路および方法によって移送された場合の費用として健保組合が算定し、 実際にかかった費用と比べて少ない額を全額支給することとしています。
医師の判断により、医師・看護師等の付き添いをつけた場合には、一人分の交通費が給付されます。 ただし、その際の費用は、療養費に準じ、30%を自己負担します。

(注) 重傷のため移送車を使って転院した場合でも、自己都合によるものは移送費の対象とはなりません。

自費利用

 ご利用対象者・・・要介護の認定を受けている必要はなく、乗降時に介助が必要な方であればご利用頂けます。介護保険外のサービスなのでケアプランを作成する必要もなく、家族の同乗や病院内の介助も可能です。

 ご利用目的・・・制約はありません。仕事、習い事、ドライブ、旅行などの趣味や嗜好のための外出、理美容、冠婚葬祭、日用品以外の買い物、病院の入退院・転院などの一時的な利用など。

 サービス内容・・・制約はありません。ご要望をお聞かせ下されば、可能の限り対応させて頂きます。

お支払い

 合計利用料は、移送距離+介助料金(車いす介助料580円、ストレッチャー介助料2200円)+移送機器(例、車椅子貸出し料1980円やストレッチャー貸出し料4980円使用料等)となります。事前見積りがご必要な方はお問い合わせ下さい。お支払いは、サービス終了後、運転手まで御願いします。